2024年02月15日
お知らせケアハウス ちどり
成年後見制度と保証人
2月14日、近藤司法書士事務所から近藤香織さんと白石直美さんをお招きして、「保証人なぜ必要?」をテーマに勉強・討論会を行いました。はじめにケアハウス側から、我が国において多くの高齢者・介護施設が保証人制度を執るに至った歴史的経過と現状における必要性をお話しました。そして近藤さんたち後見人側から、制度上「保証人」になることは権限外であるが、実際には被後見人や施設から権限外の要望を求められることも多く、それが被後見人にとって必要なことであれば放っておけないという苦しい胸の内を語っていただきました。ケアハウスとしては損害賠償責任等のリスク面を重視しているわけではなく、被後見人(入居者)の生活を支える”生活援助者ネットワーク”の一員としての役割を後見人(保証人)にも担っていただくことが最も大切なことと考えているとお伝えしました。近藤事務所さんには既にそのことを十分ご理解いただき、実践していただいていることを大変感謝しています。入居者様が残りの人生を「どう生きたい」と願っておられるのか、それを施設内で完結するのではなく地域社会の中で実現する。そのためにも高齢者や障がい者に多くの人々が関わり、援助していただけるよう地域の福祉力をたかめるという目標に向かって、ともに頑張りましょう!とエールを交換しました。近藤さん、白石さん、意義ある楽しい勉強会になりました。ありがとうございました!